おはぎと嫌な思い出から、良い思い出へ。

手作りおはぎと、嫌な思い出。

 

 

 

 

コーヒーミルと、嫌な思い出。

 

 

 

 

洗濯機と、嫌な思い出。

 

 

 

 

ホームベーカリーと、嫌な思い出。

 

 

 

 

 

 

 

その物を使っただけで、嫌な思い出が呼び起こされ、思い出し、嫌な気分になることがある。

 

 

 

 

物に何の罪も無いのに、嫌な思い出を上手く切り離せない。

 

 

 

 

 

 

ある日、島で手作りおはぎを頂いた。

 

 

 

 

有難い、嬉しい気持ちと同時に、嫌な気持ちになってしまう。

 

 

 

関係ないよ、と考えつつも、過去の記憶が拭えない。

 

 

 

 

 

 

しばらくして、同じ方からまた手作りおはぎを頂いた。

 

 

 

 

 

 

 

その方には、日頃からお世話になっており、気にかけてくださっているということがよく伝わってくるほど、親切にしていただいている。

 

 

 

 

この日も畑仕事をしている私へ差し入れしようと考えてくださっていたようでした。

 

 

 

 

 

 

不思議なことに、おはぎを見ても、嫌な思い出は出てこなかった。

 

 

 

自分で頑張って記憶を引っ張り出してこないかぎり、出てこなかった。

 

 

 

 

 

またおはぎを頂いた。

 

 

気にかけられた。

 

 

気にかけられているのは、愛情ですよね。

 

 

気持ちがなかったら、あの子にあげようと思わない。

 

 

 

 

おはぎを頂くことは愛情も一緒に頂いていること。

 

 

だから嬉しい気持ちで満たされる。

 

 

 

 

 

「おはぎと、嫌な思い出」が「おはぎと、いつも親切にしてくださる先輩」という記憶に、いつの間に上書きされてしまったようです。

 

 

 

先輩のちからすごい!

 

 

愛が勝つんですね。

 

 

 

 

女な恋愛だけじゃなく、色々な物事をこうして上書きして、乗り越えていくのだなと思いました。

 

 

 

 

以上。